踏み踏み日記

財政金融委員会 （ 2012 / 03/ 27 ） 馬に水を飲ませるには、牛を連れて来て飲ませるべきだと主張する西田議員 １：３８：４０　～ 日銀・白川総裁 （表現、端折ります） ・・・ 金融だけでは、デフレを脱却し、景気を上げることを実現できない。 両方（＝金融政策と潜在成長力）がないと実現できない。 ※　ここで、西田議員は、問題を大きく捉え、潜在成長させるには、政府の財政出動が必要だと主張する。 西田議員 （表現、端折ります） 馬に水を飲ませるかは、民間・金融機関の意思である。 景気の先ゆきが不透明だから、馬は水を飲まない。 馬（＝民間企業・消費者）に水を飲ませるには、牛（＝国）を連れて来て飲ませればいい（＝財政出動）。 これを分からずに、あなたは後ろについている財務省の連中にしょうもない増税論を聞かされている。 これからどんどん少子高齢化で人口が減るから大変ですと、聞かされている。 ところが、ここ２０年間、日本の人口は減っていないのだ。 安住財務相 ・・・ ※　この三方が、言っていることは、大方聞かずとも予想ができるものです。 日銀は極力、インフレを招き兼ねない大きな金融政策を執れない。だから、企業の成長力の無さという詭弁を用いているのです。何を言う、日本はデフレで数値的に経済成長率が停滞しているだけなのである。デフレを脱却するために日銀が金融政策を執っていれば、日本は経済成長できたのである。西田議員は個性に反するかに日銀総裁を厳しく糾弾していない。それは、まずは、政府がやるべき公共事業投資を怠っているからである。安住財務省は、少子高齢化の問題点など言っているが、何をいわんやである。そんなことは分かりきっているであり、しかも日本が経済成長できてないのは別のところにあるのだ。 下の簡単な説明でも分かるように、日本が経済成長できず、デフレ不況なのは、成長力そのものの捉え方が誤っているからである（表現が誤っているからである）。潜在成長力が高いから日本はデフレなのである。簡単には、金融政策により企業を成長する伸びしろが存在するからデフレなのである。・・・こんな簡単なことを詭弁で誤魔化そうとしているのが日銀総裁なのだ。日本が経済成長せず、その原因が日銀起因していることは、もはや逃れようのないコンセンサスになりつつある。日銀総裁を替えるための「日銀法改正」が急がれるべきなのです。 潜在成長率とは？ 　 　http://www.ifinance.ne.jp/glossary/economy/eco001.html 潜在成長率 読み方：せんざいせいちょうりつ分類：経済指標｜国・地域 潜在成長率は、生産活動に必要な全要素を使った場合に、GDP（国内総生産）を生み出すのに必要な供給能力を毎年どれだけ増やせるかを示す指標をいう。これは、国や地域が中長期的にどれだけの経済成長が達成できるかを表す指標であり、一般にGDP伸び率が個人消費や企業の設備投資といった需要サイドから見た増加率なのに対し、本指標は資本・労働・生産性の供給サイドの３要素から算定されるものである。また、GDPと異なり、短期的な景気循環は直接反映されず、中長期的に持続可能な経済成長率を示す。（現実の成長率は様々な要因により変動するが、中長期的には潜在成長率と同様の動きになると言われている） 潜在成長率は、生産活動に必要な工場や機械設備などの「資本」、労働力人口と労働時間の積で表される「労働」、これらの生産要素を産出に変える「全要素生産性（技術革新や技術の活用法の進歩、労働や資本の質向上等）」の三要因の総和から推計され、インフレなど経済を過熱させることのない範囲内で達成可能な経済成長率の上限である。なお、実際の成長率が潜在成長率を下回ることが続く場合にはデフレや失業率の上昇などが起き、一方で上回る状態が継続する場合にはインフレが起こると言われる。